家族葬の流れと日程を完全解説|臨終から葬儀後の手続きまで
家族葬の流れを時系列で解説。臨終・搬送・安置・打ち合わせ・通夜・告別式・火葬・葬儀後手続きまで、初めての方が迷わない完全ガイドです。所要日数・持ち物チェックリスト付き。
【最短回答】家族葬の流れは?
家族葬は「臨終 → 搬送・安置 → 打ち合わせ → 通夜 → 告別式 → 火葬 → 初七日法要」の順で進みます。所要日数は通常2〜3日です。
- A(PR) → よりそうお葬式に24時間電話・事前相談で段取りを確認
- B(公式) → 市区町村の斎場・火葬場の空き状況を確認しておく
- C(無料) → この記事を最後まで読んで全体の流れを把握する
📋 この記事の目次
家族葬の流れと日程|全体スケジュール(2〜3日間)
家族葬は、一般葬と基本的な流れは同じです。 参列者が少ない分、各段階がスムーズに進み、遺族の体力的・精神的な負担を軽減できます。
| 日程 | 時間帯 | やること |
|---|---|---|
| 1日目 | 任意の時刻 | 臨終・医師の確認 |
| 1日目 | 〜数時間後 | 葬儀社へ連絡・遺体搬送・安置 |
| 1日目 | 夕方〜夜 | 葬儀社と打ち合わせ・見積もり確認 |
| 2日目 | 夜(18〜21時頃) | 通夜(省略する場合あり) |
| 3日目 | 午前 | 告別式・出棺 |
| 3日目 | 午前〜午後 | 火葬・骨上げ(収骨) |
| 3日目 | 午後 | 初七日法要・精進落とし |
| 4日目以降 | 随時 | 各種手続き(年金停止・相続など) |
通夜を省略する「一日葬」なら2日間で完了します。
費用について先に知りたい方は「家族葬の費用相場」をご覧ください。
→「家族葬の準備チェックリスト|死後24時間以内にやることリスト」で詳しく確認する
家族葬と一般葬・密葬の違い
「家族葬」「一般葬」「密葬」は混同しやすい言葉です。 それぞれの違いを把握しておくと、葬儀社との打ち合わせがスムーズになります。
| 家族葬 | 一般葬 | 密葬 | |
|---|---|---|---|
| 参列者 | 家族・親しい友人(10〜30名) | 親族・友人・会社関係者(50〜200名) | ごく近い親族のみ |
| 通夜・告別式 | あり(省略可) | あり | あり |
| 本葬(お別れ会) | なし | なし | 後日行う |
| 費用目安 | 30〜120万円 | 100〜250万円 | 20〜60万円+本葬費 |
| 会葬者への対応 | 少人数のため負担が軽い | 受付・返礼品など準備が多い | 後日の本葬で対応 |
密葬と家族葬の最大の違いは「後日、本葬やお別れ会を行うかどうか」です。 密葬は著名人や社葬が必要なケースで使われ、一般の方が選ぶ場合は「家族葬」が適しています。
費用について詳しくは「家族葬の費用相場」をご覧ください。
家族葬の流れ STEP1:臨終〜搬送・安置(1日目)
大切な方が亡くなった直後は誰でも動揺します。 しかし、やるべきことは決まっています。一つずつ落ち着いて進めましょう。
医師による死亡確認と死亡診断書の受け取り
病院で亡くなった場合は担当医師が死亡診断書を作成します。 自宅で亡くなった場合は、かかりつけ医に連絡してください。かかりつけ医がいない場合は119番へ。
重要:死亡診断書は複数枚コピーを取っておきましょう。年金・相続など各種手続きで必要になります。
葬儀社への連絡
死亡確認が済んだら、すぐに葬儀社へ連絡します。 多くの葬儀社は24時間365日対応です。
葬儀社が決まっていない場合の選択肢:
- 病院からの紹介(ただし割高なケースが多い)
- 事前に資料請求していた葬儀社へ連絡
- 近隣の葬儀社を検索して3社ほど比較
よりそうお葬式は24時間365日対応で、全国どこでも迎えに来てくれます。事前に資料請求しておくと割引が適用されます。
遺体の搬送先を決める
葬儀社が病院まで迎えに来ます。搬送先は以下の3つから選べます。
| 搬送先 | 特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 自宅 | 故人が住み慣れた場所で安置 | 搬送費のみ |
| 葬儀社の安置室 | 24時間管理で安心 | 保管料1〜3万円/泊 |
| 斎場の霊安室 | 式場と同じ場所で効率的 | 葬儀社により異なる |
搬送費用は距離によって異なりますが、10km圏内で1〜3万円が目安です。
納棺・湯灌の儀
安置後、通夜の前に**納棺(のうかん)**を行います。 ご遺体を棺に納める前に、身だしなみを整える儀式です。
| 儀式 | 内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 湯灌(ゆかん) | ご遺体を温かいお湯で清める儀式 | 5〜12万円 |
| エンバーミング | 防腐処理を施し、長期安置を可能にする | 15〜25万円 |
| 旅支度 | 白い装束を着せ、副葬品を添える | 葬儀プランに含まれることが多い |
湯灌は必須ではなく、希望する場合に葬儀社へ依頼します。清拭(せいしき)だけで済ませるケースも多いです。
訃報の連絡範囲を決める
家族葬で最も悩むのが**「誰に知らせるか」**です。 葬儀前と葬儀後で伝える範囲を分けると、トラブルを防げます。
| タイミング | 連絡する相手 | 連絡方法 |
|---|---|---|
| 葬儀前(すぐ) | 同居家族・ごく近い親族 | 電話 |
| 葬儀前(当日) | 参列してほしい方のみ | 電話 or メール |
| 葬儀後(1〜2週間以内) | 友人・知人・仕事関係 | はがき or メール |
ポイント:「家族葬で行いましたので、弔問・香典はご辞退させていただきます」と明記すると、後日の対応がスムーズになります。
詳しい案内状の書き方は「家族葬のお知らせ・案内状の書き方」をご覧ください。
家族葬の流れ STEP2:葬儀社との打ち合わせ(1日目〜2日目)
安置が完了したら、葬儀社と具体的な打ち合わせを行います。 ここで葬儀の内容と費用の大枠が決まります。
打ち合わせで決める主な項目
- 葬儀の形式(家族葬・一日葬・直葬など)
- 通夜・告別式の日程と式場
- 祭壇・棺のグレード
- 参列者の人数と連絡する範囲
- 宗教者(僧侶)の手配の有無
- 飲食・返礼品の手配
- 費用の見積もり確認
何人まで呼ぶか迷っている方は「家族葬は何人まで参列できる?」を、親戚を呼ばない場合の対応は「家族葬で親戚を呼ばない方法」をご覧ください。
見積もり確認のポイント
打ち合わせ時に必ず書面で見積もりをもらいましょう。
- ☐ 追加費用が発生する可能性はあるか
- ☐ キャンセル料の条件
- ☐ 支払い方法と期限
- ☐ お布施・飲食費など含まれないものは何か
葬儀社の選び方の詳細は「失敗しない葬儀社の選び方」をご覧ください。
家族葬の流れ STEP3:通夜(2日目)
家族葬の通夜は、一般葬に比べてこぢんまりとした雰囲気で行われます。 家族だけで故人とゆっくり過ごす最後の夜です。
通夜の流れ
| 順番 | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 1 | 受付(家族葬では省略することも) | 15〜30分 |
| 2 | 僧侶の読経 | 30〜40分 |
| 3 | 焼香 | 20〜30分 |
| 4 | 喪主の挨拶 | 5分程度 |
| 5 | 通夜振る舞い(食事の場) | 1〜2時間 |
通夜振る舞いの費用は1人あたり2,000〜5,000円が目安です。 10名の場合で2〜5万円程度になります。
通夜での喪主の挨拶
通夜では読経・焼香の後に喪主が参列者に挨拶を行います。家族葬では形式ばらず、感謝の気持ちを簡潔に伝えるのがポイントです。
挨拶に含めるべき内容:
- 参列へのお礼
- 故人の最期の様子(簡潔に)
- 通夜振る舞いへの案内
- 翌日の告別式の案内
家族葬の場合:全員顔見知りのことが多いので、2〜3分のカジュアルな挨拶で十分です。原稿を用意しておくと安心です。
→「喪主の挨拶|家族葬で使える例文集と話し方のコツ」で例文を確認する
通夜を省略する「一日葬」の選択肢
近年は通夜を省略する「一日葬」を選ぶ方が増えています。
| 通夜あり | 一日葬(通夜なし) | |
|---|---|---|
| 費用 | 通常の家族葬 | 5〜15万円程度削減 |
| 日数 | 2〜3日 | 1〜2日 |
| 故人とのお別れ | ゆっくり過ごせる | 時間は限られる |
| 体力的負担 | 大きい | 軽い |
「一日葬の流れと費用」で詳しく解説しています。
→「通夜のマナー完全ガイド|服装・香典・焼香の作法を解説」で詳しく確認する
家族葬の流れ STEP4:告別式・火葬(3日目)
告別式と火葬は、葬儀の中心となる儀式です。
告別式の流れ
| 順番 | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 1 | 開式の辞 | 5分 |
| 2 | 僧侶の読経 | 30〜40分 |
| 3 | 弔辞・弔電の紹介 | 5〜10分 |
| 4 | 焼香 | 20〜30分 |
| 5 | 閉式の辞・出棺の準備 | 10分 |
| 6 | 出棺・喪主の挨拶 | 10〜15分 |
火葬と骨上げ(収骨)
火葬場へ移動し、火葬を行います。
- 火葬時間:約1〜2時間
- 火葬許可証を事前に取得(葬儀社が代行してくれることが多い)
- 待機時間に軽食を取るケースもある
- 火葬後に**骨上げ(収骨)**を行う
埋火葬許可証の取得手順は「埋火葬許可申請の流れ」で確認できます。
初七日法要(繰り上げ実施が主流)
本来は7日後に行う初七日法要ですが、最近は**火葬後にまとめて行う「繰上げ初七日」**が主流です。 遺族の移動の手間を省き、負担を軽減できます。
→「告別式のマナー完全ガイド|服装・焼香・弔電の作法を解説」で詳しく確認する
家族葬の流れ STEP5:精進落とし(3日目)
初七日法要の後、参列者への感謝の気持ちを込めて食事の席を設けます。
| 形式 | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 仕出し弁当 | 1人2,000〜5,000円 | 費用を抑えられる |
| 料亭・レストラン | 1人5,000〜1万円 | 少人数なら使いやすい |
| 葬儀社の精進落とし | 1人3,000〜8,000円 | 段取りがスムーズ |
家族葬は人数が少ないため、10名で3〜8万円が目安です。
→「喪主の挨拶|家族葬で使える例文集と話し方のコツ」で詳しく確認する
家族葬の流れで知っておきたい香典辞退の伝え方
家族葬では香典を辞退するケースが多くあります。 伝え方を間違えるとトラブルの原因になるので、事前に準備しておきましょう。
香典辞退の伝え方
| タイミング | 伝え方 | ポイント |
|---|---|---|
| 訃報連絡時 | 電話 or メールで「香典は辞退させていただきます」と明記 | 最も確実 |
| 会場受付 | 「故人の遺志により香典は辞退しております」と口頭で伝える | 看板を設置すると親切 |
| 案内状・はがき | 「誠に勝手ながら、お香典はご辞退申し上げます」と記載 | 文面で残ると誤解が少ない |
香典を辞退した場合の代替の受け取り方
香典は辞退しても、別の形で気持ちを受け取る方法があります。
- 供花(きょうか):祭壇に飾るお花として受け取る
- 供物(くもつ):果物やお菓子などの供え物として受け取る
- 弔電:電報でのお悔やみは受け付ける
注意:「一切辞退」なのか「香典のみ辞退」なのかを明確にしておくと、贈る側も迷いません。
香典について詳しくは「家族葬の香典マナー」をご覧ください。
家族葬で揉めやすい5つのポイントと対処法
家族葬は少人数で行う分、親族間の意見の相違がトラブルになりやすいです。 事前に話し合っておくと、当日の混乱を防げます。
1. 参列者の範囲
「なぜ呼ばれなかったのか」と不満が出るケースが最も多いです。
対処法:参列してもらう基準(例:故人の兄弟姉妹まで、3親等以内など)を家族全員で事前に共有しておく。
2. 香典の受け取り・辞退
一部の親族が「香典を包みたい」と希望するケースがあります。
対処法:「辞退する理由」を明確にし、辞退する場合も無理に断らず受け取る選択肢を残しておく。
3. 宗教・宗派の選択
菩提寺がある場合、無宗教葬を選ぶとお墓に納骨できなくなるリスクがあります。
対処法:葬儀の形式を決める前に、菩提寺に必ず相談する。
4. 費用の負担割合
「誰がいくら出すのか」を曖昧にすると、葬儀後に揉めることがあります。
対処法:打ち合わせの段階で見積もりを共有し、負担割合を書面で取り決めておく。
5. 葬儀後の報告タイミング
事後報告が遅れると「なぜ知らせてくれなかったのか」と不信感を招きます。
対処法:葬儀後1〜2週間以内にお知らせ状を発送する。文面は「家族葬のお知らせ・案内状の書き方」を参考に。
家族葬の流れ STEP6:葬儀後の手続き(4日目以降)
葬儀が終わった後も、さまざまな手続きが必要です。期限があるものがあるので、優先順位をつけて進めましょう。
後飾り祭壇の設置
火葬後、遺骨を自宅に持ち帰ったら**後飾り祭壇(あとかざりさいだん)**を設置します。四十九日の法要まで遺骨を安置する場所です。
後飾り祭壇に置くもの:
- 遺骨・遺影写真
- 白木位牌(四十九日後に本位牌へ切り替え)
- 線香・ろうそく・花
- お供え物(故人が好きだったものなど)
葬儀社がセットで用意してくれることがほとんどです。追加費用は5,000〜2万円程度が目安です。
【14日以内】急いで対応すること
| 手続き | 届出先 | 必要書類 |
|---|---|---|
| 死亡届の提出 | 市区町村役場 | 死亡診断書 |
| 年金受給停止 | 年金事務所 | 年金証書・戸籍謄本 |
| 健康保険の資格喪失届 | 市区町村 or 勤務先 | 保険証 |
| 世帯主変更届 | 市区町村役場 | 本人確認書類 |
【3ヶ月以内】相続関連の初期対応
- 遺言書の有無を確認・検認の申立て
- 相続放棄の申述(借金がある場合)
【10ヶ月以内】相続税の申告
相続財産が基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人数)を超える場合は、相続税の申告が必要です。
葬儀後の手続き全般は「葬儀後にやること・手続き完全ガイド」で網羅しています。
相続・終活の手続きに不安がある方は、終活と相続のまどぐちで無料相談できます。
家族葬の持ち物チェックリスト
当日慌てないように、事前に準備しておきましょう。
喪主・遺族が用意するもの:
- ☐ 喪服(黒のスーツ・ワンピースなど)
- ☐ 黒い靴・黒いバッグ
- ☐ 数珠
- ☐ 白か黒のハンカチ
- ☐ 死亡診断書のコピー(複数枚)
- ☐ 印鑑(認印・実印)
- ☐ 葬儀社への支払い用の現金 or カード
- ☐ お布施(ふくさに入れて)
服装の詳しいマナーは「家族葬の服装・マナー」をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 家族葬の所要日数は何日ですか?
通夜を行う場合は2〜3日、通夜を省略する一日葬の場合は1〜2日が目安です。火葬場の予約状況によって前後します。
Q. 通夜を省略することはできますか?
はい、省略できます。「一日葬」として告別式・火葬だけを行う形が増えています。費用を5〜15万円削減でき、遺族の体力的負担も軽くなります。
Q. 葬儀社への連絡は何時でもできますか?
多くの葬儀社は24時間365日対応しています。深夜・早朝でも遠慮なく連絡しましょう。
Q. 家族葬に参列しなかった人への対応は?
葬儀後1〜2週間以内にお知らせ状を送るのが一般的です。後日弔問に来られる方の対応も事前に決めておくと安心です。「家族葬のお知らせ・案内状の書き方」も参考にしてください。
Q. 家族葬で僧侶を呼ばなくてもよいですか?
可能です。音楽葬やお別れ会形式の「無宗教葬」も選べます。ただし菩提寺がある場合は事前に確認が必要です。「無宗教葬・自由葬のガイド」で詳しく解説しています。
Q. 家族葬は1日で終わりますか?
通夜を省略する「一日葬」なら告別式と火葬を1日で完了できます。ただし、法律で死後24時間は火葬できないため、逝去日を含めると最短でも2日間は必要です。
Q. 家族葬の費用はいくらくらいですか?
家族葬の費用相場は30〜120万円です。一日葬なら30〜80万円、直葬なら15〜30万円が目安です。詳しくは「家族葬の費用相場」をご覧ください。
まとめ:家族葬の流れと日程を把握して当日の不安をなくそう
家族葬の流れは 臨終 → 搬送 → 打ち合わせ → 通夜 → 告別式 → 火葬 → 手続き です。 事前に流れを把握しておくだけで、当日の不安が大きく軽減されます。
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